「NHK学生ロボコン2024」で準優勝しました!
ご報告
東京大学RoboTechは6/9(日)に行われました「NHK学生ロボコン2024」に出場し、準優勝しました!
予選リーグでは東京工業大学、日本工業大学と対戦し、MuaVangを達成することこそ叶いませんでしたが、高いパフォーマンスを見せて全体2位で決勝トーナメントに進出しました。
決勝トーナメントに向けて機体の調整を進め、準々決勝の東北大学に対しては、今大会最速となる65秒でのMuaVangを達成!
機体のポテンシャルを発揮することができました。
続いて準決勝では、昨年同じ準決勝で敗れた東京農工大学が相手でしたが、引き続き東大の自動制御の技術を魅せ、昨年の雪辱を果たすことができました。
そして、決勝戦では豊橋技術科学大学との対戦となりました。 両者の技術力が拮抗する中での戦いとなりましたが、こちらがリトライとなっている間に相手に得点を重ねられてしまい、惜しくも敗戦。準優勝という結果になってしまいました。
大会当日の様子は、全編YouTubeで公開されています。 是非こちらも合わせてご覧ください。
今年度の競技課題「Harvest Day」
今年のルールではベトナムの棚田をイメージした段差のあるフィールド上を2つのロボットが動き回ります。
R1はarea2から籾に見立てた赤色または青色のボールと空籾に見立てた紫のボールを交互にarea3に投げ入れます。
R2はarea3で籾と空籾を認識し、全自動で籾のみをサイロと呼ばれるかごに入れていきます。
サイロは赤チームと青チームの間にあり、両チームが同じサイロを目指して籾を入れ合うのが、今回のルールの最大のポイントです。
3つ以上のサイロに、自チームのボールを2つ以上、かつ自チームのボールをサイロの一番上に入れることで、MuaVangを達成し、無条件勝利となります。
大会運営によるルール紹介動画もご覧ください。
東京大学RoboTechの機体
東京大学RoboTechの2つのロボットのPVです!
R1
今年のルールはR2に注目が行きがちではありますが、東大RoboTechのR1はR2に負けず劣らずの素晴らしい技術が搭載されています!
素早い足回りで高速にplantとharvestを成功させ、ほぼ完全に自動化されたロボットは操縦者の本番の緊張をものともせず、正確にタスクをこなしていきました。
さらに足回りに搭載された段越え機構によって、R1はarea1とarea2の段差をものともせず縦横無尽に動き回り、area1のplantとarea2のharvestを交互に成功させることができました。
実は今回この段越え機構を成功させたのは東大RoboTechだけで、前日のテストランで初めて段越え機構を使った時には、他大学から「おー!」という驚きの声が漏れたとか。
R2
そしてなんと言っても大会最速MuaVangを記録したR2!
独立ステアリングによる正確で素早い足回りに加え、サイロの壁を蹴る壁蹴り機構によって高い加速度を実現しました。
こちらも、他に壁蹴り機構を実現できたチームはおらず、大会最速MuaVangに大きく貢献しました。
さらにその高速な足回りについていく高速で正確な画像認識技術も見どころです。
20Hzの高速な画像認識で、ボールの色と位置を正確に把握し、ロボットアームで掴みに行きます。
映像と共にロボットを紹介する技術紹介動画も鋭意制作中です!
ご期待ください!
最後に
優勝を狙い、1年間文字通りすべてをささげてきた部員たちは、優勝まであと一歩届かない結果に悔し涙を隠し切れませんでした。
しかし、ここまでの開発は今後のサークルの技術力発展に繋がっていくものだと信じています。
さらに、後輩たちは優勝した豊橋技術科学大学さんを始めとした他大学のロボットを目にし、来年のNHK学生ロボコン2025への思いを新たにしています。
ここまで活動することができましたのは、皆さんの応援とご支援のお陰です。本当にありがとうございます。
皆様のご期待に沿えるよう、東京大学RoboTechは弛むことなく精進を続けてまいります。
今後とも応援よろしくお願いします。