ロボコン2022の部員をご紹介します!

2022-10-25 沼田rc2022

メンバー紹介

今回の記事では、NHK学生ロボコン2022に出場したRoboTechの活動メンバーをピックアップしてご紹介します。 RoboTechは、NHKロボコン・ABUロボコンでの優勝をめざし、部員がそれぞれの得意分野を生かして1つのチームを構成しています。 入部するときから得意なことがあるとは限らず、先輩からの技術継承や、学年を問わない部員同士の交流によって得意を見つけ成長しています。

今回はNHK学生ロボコンに向けた活動の主要学年の3年である熊田順一さん、藤本源さんの2人に一問一答形式でインタビューに答えてもらいました。 RoboTechの入部をお考えの方の参考となれば幸いです。

1人目

kuma 熊田順一さんのインタビューです。

RC22での担当を教えてください

ルール・作戦・制御

上記の担当での,活動プロセスを教えてください

初期:ルールを読み込み、コンセプトを把握。
中期:安全の観点から速度制限を提案。同じ頃にUKFでBH推定を試みるが、失敗。
終盤:本番練習の審判として、練習のサポートを行う。同じ頃にARモデルによるBH予測を試みるも、失敗。
直前:チームメンバーからの情報をもとに、RoboTechが遂行すべき戦略を構築する。
本番:マシンの調子を見て、最終的な作戦を伝達する。

どのような苦労,課題がありましたか?

ルール:直前にルール変更があり、対応に苦労した。曖昧な点が多く、初期は解釈に手間取った。
制御:ライブラリを読みこむのに苦労した。作ったモデルのバグが取れなくて苦心した。
作戦:作戦伝達をうまくできなかった。相手のマシンを予測しきれなかった。(前日に予想外のマシンが出てきた。)

どのような面白さがありましたか?

ルール:作られたルールの裏に隠された、作者の意図を考察するのが楽しかった。質問を通してルールが改変されるのが、まるでルールを作っているようで楽しかった。
制御:キーボードを叩いて作ったコードが、実際のロボットを動かしているのが見ていて面白かった。
作戦:徹夜たのちい

自分でうまくいった!と思える部分はどこですか?

ないです。うまくいっていたら今頃世界一になっています。 そのポテンシャルを引き出しきれなかった…

自分が思う反省点はどこですか?

ルールと制御の両立がうまく行っていなかった。
NHKに、適当に制限速度を決めさせないよう、速度制限を提案するときに合わせて制限速度も提案するべきだった。

RoboTechに入った経緯はなんですか?

UTAS(編集者注: 東京大学学務システム)で授業「ロボゼミ」で単位を取れることを知った。関連のある団体としてRoboTechに入ってみた。

RoboTechで一番楽しかったことはなんですか?

かっこよく動くロボットを眺めること

RoboTechで大変だったことはなんですか?

夜に行われる会議(時間が合うのが夜しかない…)

RoboTech以外ではどのようなことをしていますか?

競技プログラミング(与えられた課題をこなすプログラムを、アルゴリズムの知識を駆使して素早く作成する。)

将来の目標はなんですか?

ある程度余裕のある収入を得ること

後輩に一言

RoboTech に優勝をもたらしてください。僕が今一番願っていることです。

編集者より

熊田さんは「ルール担当」の第一人者でした。ロボコンはロボット作りだけでなく、ルールの把握も大切な要素です。よってルールに対して真剣な考察をするメンバーも重要です。今年度のRoboTechに必要不可欠な存在でした。

2人目

gen 次に藤本源さんのインタビューです。

RC22での担当を教えてください

機械制御、制御コード全般担当

上記の担当での,活動プロセスを教えてください

高速化を目指して、最適なパラメーターを見つける。

どのような苦労,課題がありましたか?

コード自体が正体不明のバグに見舞われて動かなくなったり、指令を間違えてロボットが暴走したりすること。

どのような面白さがありましたか?

うまく動くと、自分の思った通りに動かせる面白さ。

自分でうまくいった!と思える部分はどこですか?

R2 のBH認識、ロボット間のリアルタイムでの通信、R1 の BH 狙撃

自分が思う反省点はどこですか?

狙撃のできる範囲をもっと広げていれば良かった。

RoboTechに入った経緯はなんですか?

新歓に参加したから。

RoboTechで一番楽しかったことはなんですか?

NHKロボコンに参加したこと

RoboTechで大変だったことはなんですか?

コードのバグを潰すこと

RoboTech以外ではどのようなことをしていますか?

vimのプラグインの開発

将来の目標はなんですか?

研究者?

後輩に一言

プログラミングは楽しいです。機械制御を一から学べて、機械を動かせるのは RoboTech ならではです。色々辛いことはあるとは思いますが、数多くの学びがあると思います。vim を学びましょう!!

編集者より

藤本さんは今年のBH認識~狙撃を担当し、本番もちゃんと動作させました。またvimエディターを愛好し、便利なプラグインを紹介して部員たちの作業環境を改善してくれていました。

最後に

個性豊かなRoboTechメンバーのご紹介でした。記事を通じて、少しでも我々の活動に興味を持っていただけましたら幸いです。 これからも引き続き RoboTech の応援をよろしくお願いします。


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