「オンライン!学ロボFESTIVAL」で1位をいただきました!
ご報告
27 校が参加した「オンライン!学ロボ FESTIVAL」において、東京大学 RoboTech は1位をいただきました。
これにより、2 位の豊橋技術科学大学と共にアジアの国々が参加する大会である「ABU ROBOCON FESTIVAL」への出場権を獲得しました!
今年度の競技課題
今年は ABU 開催予定国だったフィジーの国民的競技であるラグビーを題材としており、パスロボット(以下 PR)とトライロボット(以下 TR)が連携してボールをパス、レシーブ、トライし、さらにいずれかのロボットがボールをキックするルールとなっています。
パス、レシーブ、トライ、キックにはそれぞれ得点が決まっており、試合終了時により得点が高いチームが勝利します。
PR は所定の位置にあるトライボールを TR に向かって投げ渡し、TR は受け取ったボールを所定の位置にトライします。各チームはトライを成功させた回数だけキックボールを申請することができます。ただし一度に申請できるキックボールは 3 個が上限となっています。
キックボールをゴールにキックするとキックした地点に応じた点数が獲得できます。キックの点数はパス、レシーブ、トライの点数に比べて 5 倍以上となっているので基本的により多くのキックを成功させたチームが勝利します。
また、トライボールは各チームに 5 個ずつ合計 10 個渡されているのに対して、キックボールは両チームで 7 個を共有することになっています。そのため相手チームより早く 4 回のトライと1回のキックをして、4 つのキックボールを確保することが勝利の重要な条件となります。
東京大学 RoboTech の機体
右がパスロボット「雅」, 左がトライロボット「疾風」です。
これらが動いている動画はこちらの記事に掲載されています。RoboTech の今年度の開発史などの動画もありますので是非ご覧ください!
「オンライン!学ロボ FESTIVAL」の概要
「オンライン!学ロボ FESTIVAL」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて開催が中止となった「NHK 学生ロボコン」の代替となるイベントです。
学ロボ FESTIVAL には全国から 27 校が参加し、各チームが自チームのロボットの紹介動画を公開しました。(公式サイトはこちら)
参加チームは他校の動画を見て「ABU ROBOCON FESTIVAL」に参加してほしいチームに投票し合い、上位 2 校が ABU への出場権を手にすることになっていました。
「ABU ROBOCON FESTIVAL」と今後の予定
「ABU ROBOCON FESTIVAL」は NHK 学生ロボコンと同じように中止となった「ABU ロボコン 2020 フィジー大会」の代替イベントです。
学ロボ FESTIVAL と同様各国から代表 2 チームが参加し、各チームから動画を募集して互いに投票し合ってベスト 3 を決定します。
今後の予定は以下のようになっています。
日時 | イベント |
---|---|
10 月中旬 | 「ABU ROBOCON FESTIVAL」特設サイト開設 |
12 月 12 日 | 「ABU ROBOCON FESTIVAL」の Live イベントと投票の結果発表 |
最後に
今回、コロナ禍の厳しい状況においてもこのような結果を残せたのはひとえに皆様の応援のおかげです。
RoboTech 基金などでご支援いただいた皆様にもこの場を借りてお礼申し上げます。
東京大学 RoboTech は今回の結果に慢心することなく、ABU ROBOCON FESTIVAL に向けて一層精進してまいります。
今後とも応援よろしくお願いします!