手動マシン
今2008年度の大会のルールでは、黄色バターによる得点が試合の勝敗を決定的に分けることになります。
そのため黄色バターの得点までの時間の短縮に留意しつつも、シンプルな機構での要求使用実現を目指しました。
開発主眼は、チーズとポットの大量取得などの”色物”よりも、合体機構等基礎的部分の改良に置かれ、高速化に努めました。最終的には操縦技術の向上とあいまって、着実かつ高速な一連の動きの実現が達成され、東大特有の多彩で緻密な戦略に組み込まれその中核をなしました。
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機構紹介
フォーク
チーズとポットを取得する部分です。最大二個同時に持つことが出来ます。
開発当初は、稼動部なしのフォーク状の構造を上下させる機構でした。フォークという名称はその当時の名残です。
合体機構
黄色バター取得のために合体得点マシンを持ち上げるための部分です。
手動マシンの開発期間の前半はこの部分の改良に費やされました。
上下機構
フォークや合体機構を必要な高さに持ち上げるための機構です。前後に一つづつあります。
上下に渡されたチェーンを回転させることで、チェーンに取り付けられた部分を上下させています。
大会結果
大会本番、対豊橋戦でマシンが動かなくなってしまいました。原因は諸説考えられていますが、いずれにせよ担当者の経験不足が重要な遠因の一つです。応援してくださる皆様、優れた技術を残してくださったOB・OGの方々、そして一年間一緒に力の限り頑張ってきた仲間のことを考えると慙愧の念に耐えません。それでも今回の失敗をばねにして、今後とも努力邁進していきたいです。